委員長 平野 大輔
新たな生活様式により子供が家庭で過ごす時間は増え、教育現場だけでなく、ICT を活用することで家にいても効率よく学習ができる環境となり、学びの方法が広がりました。こうした背景を追い風に、様々な子供たちが分け隔てなく学ぶことができるようになりました。しかし、情報メディアへの接触時間が増えたことで、子供たちの日常生活から外部との関りが減少し、刺激や印象を感じ取る経験が少なくなり、育まれるべき感受性に影響を与え、ひとに対しての気配りや、思いやる気持ちが乏しくなってしまいました。子供たち一人ひとりが、思いやりの気持ちに満ちあふれ、手を取り助け合うためには、想像力を高め、様々な経験から学ぶことで五感を養い、感受性豊かな心を身に付ける必要があると考えます。
そこで、ジュニアアカデミー委員会では、まず、子供たちのやりたいと言う気持ちを尊重し、子供たちにそれぞれ、楽しみを見つけることの大切さを学んでいただき、自ら進んで取り組むための意思を呼び起こします。そして、新たな表現方法や、想像力を生みだすために、ものごとを様々な角度から見て考えることが重要なことを理解していただきます。さらに、ひとによって考え方や、感じ方に差があることを知っていただくために、様々な体験を通して自身で体感し学び、他者と共有していただきます。また、子供たちが新たな体験をし、価値観に刺激を与え、心が動くことを感じることで知的好奇心が高まり、日常生活においても、様々なことに挑戦する意識を芽生えさせます。そうして挑戦する意識を芽生えさせることで、経験のない課題に出会ったときでも問題解決を図るきっかけとなり、生きていく自信につながります。
感受性を身に付けた子供たちは、豊かな人間性を持ち、他人と協調し、相手を思いやることができます。喜びを分かち合い共に歩み、健全に夢や希望を描くことは子供たちにとって「生きる力」となり、それは、親世代である地域の大人や、私たち青年会議所にとっての「宝」なのです。すべての大人が、未来を担う子供たちの成長と発展に尽力し、あらゆる変化に対応した、教育、家庭、地域社会を創出し続けることで、子供たちの未来を良くしたいという「想い」が、次の世代への生きたメッセージとなり、明るい豊かな社会の実現につながると確信いたします。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
副委員長 松堂 嘉紀 |
副委員長 山村 成在 |
卒業生 柴山 慶臣 |
卒業生 古池 もも |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
委員 表 厚至 |
委員 田中 孝宗 |
新入会員 岩瀬 大河 |
新入会員 中村 里江 |