
私たちが住む豊橋市は、子供たちの多様性を尊重し一人ひとりの個性を大切にする学校教育を行っています。その環境の中では、成績や順位といった定量的な判断ではなく、子供たちの自尊心をより育むことが重要です。自尊心が持てないまま子供たちが社会に出ると、自分の役割を固定的に捉え社会の中で自信をうまく持てずに生きてしまうおそれがあります。だからこそ、私たち青年会議所は、子供たちが社会に出る前に模擬社会体験の場を創出し、その中で、役割を担い互いを思いやることで子供たちが居場所を見つけ、自らの可能性を理解し社会に出たときに強く生きていける教育を提供する必要があります。
まずは、ジュニアアカデミー委員会と関係諸団体が連携することで子供たちに模擬社会体験の場を創出し、その中でチームの役割を担い、自分の個性を見つけるきっかけとしていただきます。そして、学年や背景の異なる仲間と協働し、役割を全うする過程で、多様な価値観に触れ、互いを認め合い信頼関係を築いていただきます。自分の個性を理解し、仲間との信頼関係が構築されることで、子供たちが自己表現しやすい環境が整います。さらに、その環境の中で成功と失敗を積み重ねることで、ありのままの自分を受け入れ、自らの可能性を見出していただきます。また、これらの経験を通して、子供たちに潜在的な自尊心が芽生え、社会の中で強く生きていくきっかけとしていただきます。
模擬社会体験の中で、自尊心が潜在的に芽生えた子供たちは、他者と比較することなく、前向きに一歩を踏み出すきっかけとなります。学校や家庭だけでは得られない視点を学ぶことで、新たな自分の強みや役割を見出せるようになります。子供の頃に挑戦や協力を重ねた経験が、将来の生き方や価値観を左右する潜在的な力となり、大人になったときに社会の中で強く生きることが持続します。その積み重ねが、自分を信じる力や他者を思いやる心を育み、困難に立ち向かう勇気と、どのような環境でも前向きに生き抜く基盤となります。そして、私たち青年会議所が、学校だけでは得られない学びを地域で提供する器としての役割を果たし続けることで、子供たちが活き活きと暮らしていける環境を広げ続けます。未来を支える人財を育てることで、希望に満ちた明るく豊かな社会を創ることができると確信いたします。
ジュニアアカデミー委員会委員長 北河 成輝